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婚活における初手サイゼリヤについて

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こんにちはひかりんです。
世の中では令和4年サイゼの乱という歴史的事件が進行中ですね。
今回はサイゼで嬉しそうに食事をする女性の絵が発端となったようです。

この絵自体は婚活とは関係のない文脈のようですが、炎上したことで様々な領域に飛び火しました。そして再燃したのが婚活における初手サイゼはありかなしかの議論です。

婚活でサイゼを利用するのはありかなしか…過去幾度となくTwitter界隈で激論となった話題ですね。

なぜ炎上になるかというと世の中の過半数の人は婚活をせずに結婚していくので婚活のシチュエーションを具体的に想像することができず、恋愛と婚活の初デートの違いを知らないためです。

この記事の要点を最初に述べると次の3つです。

  • 婚活と通常の恋愛では初デートの意味合いが違うことが多い
  • そのため婚活の初デートではサイゼは使わないほうがいい
  • 交際後にサイゼを楽しめるかは価値観のチェックのために重要

なおここからの議論はサイゼである理由はなく、サイゼ以外のファミレス全般が当てはまります。

婚活の初デートという特殊な状況

デートはどちらかが異性を誘って相手が承諾することで成立します。
ここで一般的な恋愛の場合は職場だったりサークルだったり、飲み仲間だったりと知人・友人関係のある相手に対してアプローチをかけることが殆どです。

つまりある程度なんらかの人間関係が二人の間には存在しており、そこからさらにプライベートな関係になるための最初の一歩が初デートの位置付けです。

この状況においては既に二人が相当仲良いなど関係性によってはサイゼがありかなしかは変わります。正直ってありかなしかは二人の関係性次第です。

しかし婚活、つまりアプリや結婚相談所、知人・友人の紹介などを介してマッチングした相手との初デートの場合は状況が大きく変わります。

通常のデートと違い、このような婚活の場を通して出会った場合

・初デートが初顔合わせである
・お互いのことはプロフィール情報しかない

という状況下での店選びになります。
※マッチングアプリの場合はチャットのやりとりが入ることがあるのでもう少し事前情報がある場合が多いです。

もともと知り合いの相手を誘う状況とプロフしか知らないお相手と初対面では当然話す内容もお互いの距離感も異なります。

初デートランチの情緒的評価と実用的評価

婚活のデートはお互いのストーリーを何一つ共有できていない初対面の相手であることを解説しました。

この状況下でサイゼをはじめとするファミレスがお見合いの場所としてふさわしいかを評価していきます。

この評価を行うために2つの評価軸を導入します。

情緒的評価実用的評価です。

情緒的評価とは味や価格そのものではなく、その店を選ぶこと自体を相手がどう感じるかという感情面での指標です。実用的評価とは婚活の目的を達するために必要な空間が提供されているかという観点での指標になります。

この2つの軸で婚活で初対面の相手と会う場所としてのサイゼリヤをはじめとするファミレスを評価します。

その前にここで初デートの成否をはかるシンプル化な指標として「好感度」という概念を導入します。

好感度はその名前の通り相手をどれくらい「好感」をもってるかを表すパラメータです。
婚活の初デート終了時にこの好感度が一定以上であれば次も会ってみたいとなり、双方の好感度が一定以上であれば2回目のデートに繋がります。

反対に一方の好感度が高くても相手が低い、双方低い場合は次はありません。婚活では初デートの段階でお互いに一定以上の好感度を持っているところからスタートします。

結婚相談所での初デート(=業界用語でお見合い)はプロフィールから一定好感度が高い場合のみ申込みが発生すると考えられるからです。

さてこのような状況の中でサイゼをはじめとするファミレスを指定した場合におきる好感度の変化を考えます。

ここではシンプル化のために婚活女子を仮に次の3タイプに分類できるとしましょう。

女性A:サイゼ大好き!いつでもWelcome.
女性B:サイゼは友達や彼氏となら行きたい。
女性C:サイゼとかありえない。

そして初対面のお見合い初デートでサイゼに連れて行かれたときの反応が

女性A:好感度+5
女性B:好感度−2
女性C:好感度 -10

とします。
女性Aはサイゼ大好きなのでサイゼ好き同士だなんて気が合うねとなって好感度が上がります。
女性Bは微妙だなあと感じて好感度が下がります。女性Cは-10点となりほぼゲームオーバーです。

ここで言いたいのはファミレスを選ぶことに対しての好感度の上下は一律ではなく女性によって異なるということです。
そして統計的にはファミレスに対してそれが致命的でないにしろ少しがっかりする程度には好感度が下がる女性が多いという事実があります。

知人・友人といくなら別ですが全くの初対面の男性からサイゼだと、TPOを理解できない、年齢相応の社会経験や振る舞いを身につけてこなかった男性だと判断される可能性が高いです。
少なくともデートに適したお店があることを知らないくらいにはモテない人生を歩んできた男であるシグナルを送ってしまうことになるでしょう。

そのため初デートではサイゼ好き女性であることが事前にわかっているとき以外は悪手です。
次のデートに行くためには好感度を上げる必要があるのでそれ以外のケースにおいては期待値がマイナスになる場所を選ぶメリットがないのです。

彼女の次回デートの閾値が7、会話から得た好感度が+8だったとして場所選びの好感度が-2の場合トータルの好感度が6となりお断りとなります。
婚活では初対面なのでいきなり好感度が高い状態からはじまることは殆どないので、デートを通して好感度を上げてもう一回あってみようかなと思ってもらう必要があります。

わざわざサイゼNGとまでは行かなくても、わざわざマイナスの印象を持たれる可能性が高い場所を選ぶ必要性がないのです。

また、サイゼで好感度が下がる女性とは結婚したくないという理由から、初手サイゼを選ぶ男性がいますが、初対面の相手を試そうとする態度そのものが大変失礼な行為なので生き方そのものを見直したほうがよいでしょう。

次に実用性評価からの観点です。

結論から申し上げるとサイゼリヤをはじめとするファミレスは婚活の初デートには実用的観点から向きません。
なぜならファミレスは「ガヤガヤしており子供連れや学生が多い」ためです。

勘違いしてほしくないのですが、これはファミレスそのものを否定しているわけではありません。
言い換えればガヤガヤワイワイしてもいい、子連れや学生でも気軽に入れるお店なのです。

ただ婚活で初対面の相手と話すのには向いていません。
友達や恋人とワイワイするのであればいいのですが、初対面ではお互いのことを知る時間ですから、ゆったりとした空間が向いています。
隣の席に学生の団体や子連れの家族がいると少し声を張らないと相手が聞き取れないこともありますし、また周囲が気になってしまい集中できなくなります。

そうなると会話がしづらく初回ランチデートを通しての相手の好感度が上がりづらくなってしまいます。

最初から仲の良い友だちのような関係なら別ですが、まだお互いありかもしれないくらいの温度感で会う場合はもう少し、ゆったりと時間が流れる静かな場所を選んだほうがいいでしょう。

なお勘違いしてほしくないのですがこれは高いお店にいけという話ではありません。
初対面のお相手とゆっくりとお話しができる雰囲気のお店を選んでくださいということです。金額帯としてはサイゼと同じでも全く問題ありません。

例えば雰囲気のよいカフェで会うなら一杯800円くらいなのでサイゼとそこまで金額帯は変わりません。

以上2点の観点から関係性構築が全くできていない婚活の初回デートにサイゼをはじめとするファミレスを選択するにはメリットは殆どないのです。
あるとしたらマッチングアプリで知り合ったお相手と事前にお互いにサイゼが好きという話をしていて、話の流れでサイゼに行こうなった場合くらいでしょう。

また結局のところ、お互いの合意がとれているのであればファミレスでも高級店でもどこでもいいのです。
事前情報がない状態であればお店選びは無難にしておくべきです。こだわりがあるのであれば事前に相手の温度感を探っておくべきです。

ファミレスに一緒にいけるかは結婚への試金石

ここまでの話は全て初対面でのお見合いシチュエーションに限った話です。

もしあなたがサイゼリヤに一緒にいけるような人と結婚したいのであれば、ある程度仲良くなってからは反対に一度は絶対に行くべきでしょう。

注意してほしいのはファミレスデートがNGである人が万人にとって結婚相手として駄目なわけではないということです。

ファミレスデートなんてありえないという女性は同様の感性をもつ男性と交際すればいいだけの話であって、ファミレスは絶対NGという相手とあなたと価値観が合わないだけです。

価値観の合わないお相手と結婚しても不幸な将来が待っているだけなので自分が一緒に行きたいお店に行って、一緒に楽しめるかを確認すればいいのです。

結婚は日常生活と地続きです。

あなたが普段使いするお店で一緒に楽しめるかはお互いの価値観にずれがないかを確かめるのにとても有効に機能します。

なお大切なのは一緒に楽しめるかです。相手が普段ファミレスにいかない人でも一緒にいくことを楽しめるのであれば問題ありません。

完全に価値観が一致する人間はこの世には存在しません。
まれに価値観が完全に一致するお相手を探し続ける方がいますがそのような人は存在しません。

お互いの価値観のズレを許容して、そして違いを受け入れて一緒に楽しめるのか、このような視点で結婚相手を選ぶと良い人に巡り会えるのではないでしょうか。

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